中国・北京で育ち、大学進学を機に渡米し、ニューヨーク大学で心理学を専攻しました。
東京での留学中、バイリンガル学生の就職支援を行うスタートアップでのインターンを通じてコンサルティングの仕事に出会い、知的好奇心を刺激されました。心理学の研究と同様に、仮説を立てデータを集めて検証するプロセスが、コンサルティングに通じると感じたのです。人や組織の行動を理解する心理学のバックグラウンドは、今もチームマネジメントやクライアントとのコミュニケーションに活かされています。

BCG入社後は、エネルギー領域で脱炭素化戦略やカーボンニュートラル推進など、グローバルに注目されるテーマに取り組んできました。異分野出身ながら、国内外のチームと協働することで、ビジネスと社会課題を結びつける視点を磨くことができました。

印象的な経験の一つが、CEOアンバサダープログラムへの参加です。米国を中心としたチームとアジア太平洋地域をつなぐ役割を担い、時差を超えたオンライン連携や、様々なバックグラウンドを持つメンバーとのディスカッションを通じて、グローバルに働く醍醐味を実感しました。中国語・日本語・英語を自在に使い分け、多様な文化背景を持つメンバー間の意思疎通を支援することで、チーム全体の成果に貢献できたのは大きな学びでした。文化の違いを理解し、それを強みに変えることの重要性を改めて感じました。

現在はフレキシブルな働き方を支える制度を活用し、仕事とプライベートの両立を実現しています。休日は友人や家族と過ごすほか、地域の劇団で舞台制作にも関わっています。舞台で培った表現力やチーム運営のスキルは、クライアントへの提案にも活きています。

異文化の中で学び、異なる価値観を理解し、相手に寄り添う。
それこそが、私がBCGで発揮したい「Beyond Borders（文化や国の垣根を越える）」力です。