Beyond Profit - Miki Tsuruhara Consultant, Tokyo  

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私は大学でアフリカの国際政治を研究し、国際政治に強い関心を持っていました。一方、消費者と直接向き合う民間企業で経験を積むことも重要だと考えており、両方にかかわる道を模索していました。その中で、BCGが営利企業へのコンサルティングだけでなく、グローバルではWFP(国連世界食糧計画)との共同プロジェクト、日本では経済産業省との「未来の教室」プロジェクトなど、社会変革を推し進める支援を多数行っていることに魅力を感じ、入社を決めました。

入社2年目で、BCGナイロビ・オフィスに1年間トランスファーするプログラムに参加できました。プロジェクトの7割がソーシャルインパクト(社会貢献)ケースであるナイロビ・オフィスでは、アフリカ諸国の成長支援や課題解決に真っ向から取り組んでいます。現地オフィスのメンバーに加え、世界各国から強い思いを持つメンバーが集まり、アフリカ諸国の経済発展から、地場のスタートアップの支援、医薬品の普及といった人道支援まで、多岐にわたる課題に集中して取り組みます。

私自身も、アフリカにおける産業の立ち上げ支援の検討や、組織設計を通じた国際機関の効果向上といった重要なプロジェクトに参画しました。日頃から民間企業の経営課題と向き合う中で培った経験を生かし、クライアントの期待を上回る成果を実現できたと感じています。

BCGでは営利、非営利組織の双方に携わり、いわば「二足のわらじを履く」ことができるからこそ、このような価値を提供できたと考えています。ソーシャルセクターが取り組むトピックには、国家レベルの規模で、目標設定すら難しいうえに、対応を誤れば人の命に関わるという複雑な課題が多く存在します。

「売上向上」のような明確な目標がない中、考え抜く力と数多くのステークホルダーの意見をまとめ上げる力が問われます。一方、厳しい競争環境にさらされる民間企業の場合、一刻も早く結果を実現することが求められ、戦略策定の精度と実行力が問われます。この両サイドを経験したことで、ソーシャルセクターのケースでは、民間企業に求められるスピード感で迅速にプロジェクトを進めることができました。

民間企業のケースでも、ソーシャルセクターで鍛えられた粘り強い思考力と調整力で、ステークホルダーの信頼を勝ち取れるようになりました。これも、BCGだからこそ得られる機会だと考えています。

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