Global Beyond - Kentaro Uehara Project Leader, Tokyo  

「日本人リーダーとして海外で活躍したい」「日本人・日本企業が海外で活躍する場を作りたい」、これが私のキャリアにおける目標です。海外で育った経験から、日本人としてのアイデンティティーを強く意識するとともに、より多くの日本人や日本企業が海外に出て活躍できるよう、貢献したいと思うようになりました。前職では外資系企業の経営人材の育成プログラムに参画し、さまざまな国の人々とプロジェクトを推進する醍醐味を体感しました。BCGには、日本企業の海外での事業推進を後押ししたいという想いで入社しました。実際、多くの日本企業のM&Aや新規事業立ち上げ、海外拠点を巻き込んだ全社トランスフォメーションなど、さまざまな形で自分のやりたかったことを経験しています。 

海外オフィスに1年間赴任するアンバサダープログラムに手を挙げ、東京オフィスの代表としてドイツで働く機会を得ました。自分自身の将来の基盤を築くため、価値観をリセットし、自分にとってのリーダー像を再構築するのが目的でした。現地では、製造業の気候変動対策への取り組みを中心とするプロジェクトに従事しました。ドイツでは多くの企業が脱炭素に向けたコミットメントを掲げ、全社を巻き込んだ変革フェーズへと移行しています。企業トップからのコミュニケーションや、ミドルマネジメントを含めての転換を、実際に現場の人々の声を聞きながら支援することができ、非常に貴重な経験となりました。 

欧州では、プライベートを大事にして家族や友人としっかりオフを過ごし、周囲の人もそれを尊重する文化があります。家族と過ごす時間の大切さを学ぶとともに、自分自身がシニアな役割を担うようになる中で、他国の価値観も大切にできるリーダーにならなければいけない、と強く感じました。 

ドイツでプロジェクトリーダーに昇進して、チームメンバーをマネジメントする立場になりました。自分なりの意見を上司に率直に伝えるというドイツの文化を踏まえて、はじめからあるべき論を伝えるのではなく、個別での対話などを通じてメンバー1人ひとりの納得感を醸成することを心掛けました。 

BCGの良さはグローバルとローカルの融合だと思います。グローバルでは共通のバリューや最新の知見を共有しながらも、ローカルでは各国の文化や特徴を大事にしており、その国や企業をよくしようとそれぞれがコミットしています。他のオフィスのスタッフと話すことで、他国で気候変動やエネルギー等、共通の問題についてどのように考えているかを学び、コンサルティングにおいて解はひとつではないということを理解できました。目の前のクライアントに向き合って、最適な道を一緒になって検討する。これこそがBCGの強みであり、魅力ではないかと思います。 

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Moe Arai - Senior Associate
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David Valentin - GAMMA Senior Data Scientist
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Hanae Araki - Project Leader
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Adam Chang - Partner
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Kaori Kotake - Project Leader
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Ayana Katogi - Consultant