Beyond Myself- Ayana Katogi Consultant, Tokyo  
私はもともと英国の大学院や国連でのインターン経験を通してジェンダーの問題と公共政策について学び、興味を持っていました。新卒でBCGへの入社を決めたのは、経済的価値だけではなく、社会的インパクトの創出にも力を入れていることと、グローバルな環境に魅力を感じたからです。 

入社後は東京オフィスでグローバルなプロジェクトの経験を積んでいましたが、入社3年目にケニアのナイロビ・オフィスでコンサルティング業務に取り組む1年間のプログラムに挑戦しました。ナイロビ・オフィスのプロジェクトは、国際機関、財団、政府機関向けが全体の約9割を占めており、自身の関心分野や今後のキャリアの方向性に合っていたので、自ら手を挙げて社内の選抜プロセスに挑戦し、貴重な機会を勝ち得ることができました。 

現地ではケニア人スタッフに加え、私のような社会貢献関連のプロジェクトに関心があるスタッフが全世界から集まっており、BCGが持つ強力なグローバルネットワークを肌で感じながら仕事をすることができました。特に興味深かったのが、ケニアにおける女性バイクタクシー事業者の市場参入障壁を調査するプロジェクトでした。途上国、かつ女性という背景により、市場参入の機会が奪われてしまうという課題をどのように解決していくか、BCGとクライアントがOne teamとなって議論し、市場参入への壁を取り除き、女性の経済的地位を高めるための施策を検討した経験は深く印象に残っています。 

ナイロビでの経験を通じて学んだことは2つあります。1つは国際機関にとって、BCGのように経済および社会価値の双方を重視し、現状に即した分析、提案ができる存在は大変貴重だということ。もう一つは自分自身のリーダーシップの在り方です。世界各国から優秀なスタッフが集まる組織の中では、自身のコミュニケーション、固有の価値の出し方の確立が求められるので、「これまでこうだったから」という考えではなく、私個人として何ができるのだろうと、日々の仕事を通じて深く考える機会になり、良い経験ができました。 

現在はジャカルタの政府や交通機関の支援に従事していますが、ナイロビでの経験は、ジャカルタでのコミュニケーションや現地のスタッフと協働する場面でもまさに生かされていると思います。 

Read more BCGers' stories

img1
Mio Yoshimoto - Consultant
img1
Moe Arai - Senior Associate
img1
David Valentin - GAMMA Senior Data Scientist
img1
Hanae Araki - Project Leader
img1
Adam Chang - Partner
img1
Kaori Kotake - Project Leader
img1
Kentaro Uehara - Project Leader