前職は新卒で入社した戦略コンサルティングファームで、小規模なチームの中で経験を重ね、アナリストからコンサルタント、マネジャー、プリンシパルへとステップを重ねてきました。戦略立案の実務と組織マネジメントの両方にやりがいを感じる一方で、個人としての専門性をさらに深めながら、多様なプロフェッショナルとともにチームとして広範な経営テーマに向き合い、より大きな価値を生み出したいという思いが強くなりました。そうした背景から、BCGへの転職を決めました。
入社前は、同じコンサルティング業界であっても、求められる役割や成果の出し方は大きく異なるだろうと感じていました。これまで培ってきた強みを新しい環境でどう活かしていくのか、また次のステージに進む中でどのように貢献の幅を広げていくのか。期待がある一方で、新たな組織の中で自分がどこまで通用するのかという不安もありました。
実際に働き始めて感じたのは、人とのつながりが非常に広く、しかも自然に生まれていく組織であるという点です。プロジェクトや業界、テーマの違いを越えてさまざまなプロフェッショナルと接点を持つことができ、多面的なインスピレーションやフィードバックを得る機会があります。対話を重ねる中で、自分では強みだと認識していなかった経験やスキルに新たな意味を見いだすこともありましたし、将来を考えるうえでの糧となる方々と出会えたことも大きな刺激になりました。こうした関わりを通じて、自分一人では描けなかった成長の方向性が見えてきたと感じています。
BCGでは、自ら動いて他者の力を借りにいく姿勢が歓迎されます。その背景には、クライアントの課題がますます複雑化する中で、一人の知識や経験だけで完結できるテーマは限られており、異なる専門性を持つ人たちが協働することで、より大きな価値を生み出せるという考え方があります。個々の力を持ち寄りながら成果を高めていく、この組織のあり方がBCGらしさだと感じています。
また、プロジェクトの立ち上げの段階で、プロジェクトの意義やクライアントに対する提供価値に加えて、メンバーそれぞれが取り組みたいチャレンジや、大切にしたい前提をチーム内で共有する「Team Norm」の考え方も印象的でした。最初に認識をすり合わせておくことで、後から暗黙の期待に頼るのではなく、チームとしてどのような状態が最も成果につながるのかを建設的に話し合うことができます。
さらに、業務以外の場でも視野を広げられる機会があります。たとえば「CIC(カルチャー・イノベーション・コミッティ)」では、より良い職場づくりや社員同士のつながりを考える活動に携わることができます。私自身も2023年に参加し、オフィスでの交流を活性化するためのイベントや社内ラジオ、ファミリーデーなどの企画に関わりました。業務とは異なるテーマで同じ問題意識を持つメンバーと議論し、形にしていく経験は、自分の視野を広げる良い機会になりました。また、Women@BCGのような取り組みを通じて、多様な立場にあるメンバーのリアルな経験に触れられることも、自分自身のキャリアを長い目で考えるうえで多くの示唆を与えてくれています。
BCGでは、機会は受け身で待つものではなく、自ら意思を示して動くことで広がっていくと感じています。これまでの延長だけではない成長を目指したい、自分の可能性をもう一段広げたい、それによってクライアントや世の中に大きく貢献したい。そう考える方にとって、BCGは新たな挑戦に踏み出しやすく、またその挑戦を後押ししてくれる環境だと思います。